インフルエンザ…

の報道が、どのチャンネルを付けて見られます。当初は、毒性の強さが心配されていたので、正確で素早い対応の報道に助けられていたと思います。割と早い段階から、インフルエンザの毒性が、鳥インフルエンザのものよりも弱い、通常のインフルエンザと同レベルと考えてよいのでは…と言われ、最近では、政府からの報道で、冷静な対応を…と、心配な時の連絡先も出されています。小さなお子さんがいらっしゃる方や、罹患率が多い１０代のお子さんがいらっしゃる方は、妊娠している方など、とても心配だと思います。
でも、昨日見ていた東京で初めて発症したという報道では、少しやり過ぎでかかった高校生のプライバシーや名誉を損ねるような報道がありました。アメリカから帰国後のその高校生の足取りを帰宅まで追い、乗ったエレベーターの広さや高校生が触ったであろうボタンなどを示し、そこから飛沫感染するという報道です。
そこに同乗した人などに対するインフルエンザの心配を示したかったのかもしれませんが、いかにもその高校生がインフルエンザを「まき散らしている」かに見える報道は少しやり過ぎのような気がします。普段はそれほど大きく取り上げられない風邪であっても、マスクをせず、手も当てずにくしゃみや咳をする人もたくさんいると思います。氾濫する情報を、いかに冷静で的確に捉えるかも、見ている側の判断にかかっているなと思ってしまいました…いつかは、北海道にも来るかもしれませんが、私達も気をつけたいですね。