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2010年7月14日水曜日

旭川博物館に…

 行ってきました。リニューアルしてからずっと行きたいと思っていました。

ちょうど、前日から科学館と同時開催で恐竜展が始まっていました。すごく迷いましたが、どうせ見るなら両方見るには時間も体力もないし、そもそも本来はアイヌの常設展が見たかったので、恐竜展は諦めることにしました。
最近の年代の子供達は少し違うかもしれませんが、北海道に生まれ育っていれば、どこかしらアイヌの文化に触れたり目にしたりするものです。
 子供の頃、いろいろな場所にキャンプに出かけたりすると、おみやげ屋さんには木彫りのクマやアイヌ女性の壁掛けなど、いろいろな場面でアイヌ文化を感じていたし、その場で作っている人もいました。
 授業や社会見学などでも触れる機会があったし、地名はもちろん、摩周湖やいろいろな土地にいい伝わるアイヌ民話を聞いたり読んだりしたことがあります。 でもすっかり大事な部分は抜けていますし、改めて大人の目線で、北海道に元々住んでいた人々の文化を知りたいなーと思っていました。 アイヌの民話は、文字を持たないので口伝えで子孫に伝えられていたそうです。私もはっきりとは覚えていませんが、摩周湖の中にある小さな島は、アイヌの女性だという話を読み、衝撃を受けたのを覚えています(もちろん子供だったので(^_^;))そういった民話を改めて読んでみたいなと思いました。
 また、アイヌの人々が作る独特の模様や、衣服、鞄など、身につけるものがとても洗練されておしゃれなものが多いことにも感動してしまいました。手作りをする私としても、あの代表的な刺繍の精巧さもさることながら、動物の毛皮の色をいろいろ組み合わせて作られた鞄などは、今持っていても全く見劣りしないし、むしろ何(十)万円も出して買っているものと変わらない洗練されたシンプルなデザインの物が多いのには正直感動しました。
 撮ってよいか分からず写真はありませんが、旭川に立ち寄られた際には是非行ってみては♪300円で休憩をはさみながらじっくり見れば1時間半強。北海道(特に旭川地方)のちょっとした成り立ちやそこに住んでいた人々の暮らしを垣間見ることができますよ。
 アイヌ文化を伝える人もどんどん減ってきているようです。北海道は、この文化を絶やすことなく守り続けていかなければならないなーと思いました。

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